医院BLOG

矯正治療でトラブルを回避するには?矯正歯科医院の選び方

矯正治療は一生に幾度とないものなので、失敗やトラブルは避けたいものです。今回は、矯正治療でトラブルを回避するための歯科医院選びについて詳しく解説していきます。

矯正治療で失敗してしまうケースとは

マルチブラケット装置
矯正治療で使用する装置はさまざまなものがあります

矯正治療についてインターネットで検索をすると、「失敗した」「トラブルにあった」といったネガティブな内容を目にすることもあるかもしれません。矯正治療は必ずしも100%成功する治療とは限りませんが、慎重に歯科医師・歯科医院を選び、決められた約束事を守って治療を進めていくことで、失敗やトラブルは回避することができます。

では、矯正治療で失敗してしまうケースには具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

よくある失敗事例とは

インターネットなどで「失敗」といわれている事例には、次のようなものが挙げられます。

  • 治療が長引いて終わらない
  • 仕上がりがイメージと異なる
  • すぐに後戻りしてしまった
  • 費用が当初の予定より高くなった
  • 顎関節症になった
  • むし歯や歯周病が進行した

矯正治療で失敗する原因

上記のような失敗事例が起こる原因にはさまざまなものがあります。

  • 着脱できるマウスピースなどの装置の装着時間が足りなかった
  • 仕上がりイメージについて事前に歯科医師と共有ができていなかった
  • リテーナー(保定装置)の装着時間が足りなかった
  • 費用についての確認ができていなかった
  • かえってかみ合わせが悪くなった
  • セルフケアが行き届かず、歯や装置に汚れが残ったままになっていた

歯科クリニックで起きた訴訟の一例

2023年1月に起こった事例は記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。銀座などを中心に歯科クリニックを運営していた医療社団法人が、詐欺的な商法により患者ら153名から提訴されました。このクリニックでは、「治療のモニターになって宣伝に協力すれば、治療費が実質無料になる」とうたって集患していましたが、実際には「モニター報酬」が支払われず、逆に患者側が医療ローンを抱えることになってしまったのです。

この事例では、患者側が金銭的な負担を抱えることになったことのほか、治療が途中で終わってしまったために健康状態に被害が及んでしまったことが大きな問題点です。また、このクリニックの歯科医師はインビザラインを提供する企業から最高レベルのプロバイダーランクを与えられていたことから、多くの患者が実績のある先生と受け取ってしまったことも一因です。プロバイダーランクはあくまで治療した人数の多さを表すものに過ぎず、良好な治療を行っていることとは意味合いが異なります。プロバイダーランクは一つの目安にはなりますが、これだけで信頼できる歯科医師であると判断するのは危険です。

矯正治療での失敗やトラブルを回避するには?

では、失敗やトラブルを回避するためにはどのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。失敗の事例や原因からわかることをご紹介します。

通院間隔を守る

矯正通院
長期間の通院を踏まえ歯科医院を選びましょう

矯正治療期間中には、一定の間隔で通院していただく必要があります。

治療が計画通りに進んでいるかを確認することはもちろん、クリーニングなどを行いお口の中を清潔に保つことでさまざまなリスクを軽減するためです。仕事が忙しくて時間が取れない、歯科医院までが遠くて通いづらい、といったことが起こらないように歯科医院の休診日診療時間などを確認し、ライフスタイルにあった歯科医院選びをすることも重要です。

装置の使用時間を守る

マウスピース装着時間
装置や使用目的によって使用時間は異なります

マウスピースなどの着脱が可能な装置は、装着時間を守ることが何よりも大切です。食事や歯磨きのときに外したまま長時間が経過してしまうと、本来の装着時間に足りず、計画通りに歯が動きません。計画通りに治療を進めるには、自己管理もしっかりと行うようにしましょう。

セルフケアを丁寧に行う

歯ブラシ
毎日食後の歯磨きが重要です

せっかく矯正治療で歯並びやかみ合わせが整っても、治療が終わったらむし歯や歯周病が多発してしまう例も少なくありません。特に装置を歯に直接つけるワイヤー矯正の場合は、装置があることで汚れがたまりやすく歯ブラシの毛先も届きにくいため、磨き方にはコツが必要です。毎日のセルフケアを丁寧に行えるよう、磨き方などは歯科医院で教えてもらうとよいでしょう。

歯科医院・歯科医師選びを慎重に行う

複数の歯科医院でカウンセリングを受ける方が多いです

矯正治療は年単位での治療期間を要する治療です。そのため、信頼できる歯科医師・歯科医院のもと行うことで治療へのモチベーションも保つことができます。

具体的にどのようなことに気をつけていくとよいかは、次の項目でご紹介します。

矯正治療の歯科医院選びで大切なこと

治療に安心して専念するためには、信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。治療を検討している歯科医院のホームページなどで、下記に挙げるようなことを下調べをしてカウンセリングに臨みましょう。

さまざまな症例や治療方法に対応している

近年はインビザラインなどの人気から、マウスピース矯正のみを取り扱う歯科医院が増えています。マウスピース矯正で対応できる症例も拡大していますが、すべての症例に対応できるとは限りません。無理にマウスピース矯正で治療を進め、イメージ通りの歯並びやかみ合わせに到達できないおそれもあります。また、その逆でマウスピース矯正の方がスムーズに治療を進めやすい症例もあります。このようなトラブルを避けるためにも、複数の治療方法でさまざまな症例に対応できる歯科医院がよいでしょう。

矯正治療前
矯正治療後イメージ
矯正治療後(シミュレーション)

料金が明瞭

矯正治療の治療は骨格に異常がない場合、保険適用ができず自費診療となります。

そのためやや高額になる傾向にあり、歯科医院ごとに費用も異なります。治療全体にかかる費用が不明瞭で追加費用がかかる可能性がある場合や、あまりにも相場に比べて費用が安すぎる、もしくは高すぎる場合はより慎重に検討したほうがよいでしょう。

旭川公園通り矯正歯科では、初診カウンセリング時に料金表をお渡しして説明を行っています。また、装置が外れてしまったなどの緊急時の対応は無料で行っておりますので、ご安心ください。装置料の支払いはデンタルローンや半年以内での分割払いにも対応しておりますので、詳しくはスタッフまでご相談ください。

矯正治療の料金に関してはホームページにも記載されています。

信頼できる歯科医師選びで大切なこと

矯正治療は、歯を動かす期間はもちろんのこと、そのあとの保定期間(ほていきかん)、メンテナンス期間も含めると何年にもわたる治療です。そのため、治療を成功させるには担当する歯科医師との信頼関係も大切です。

保定治療・保定期間については、こちらのブログで詳しく紹介しております。併せてご覧ください。

認定医や指導医の資格を持っている

矯正治療は、むし歯や歯周病のような一般的な歯科治療とは異なり、より専門的な知識や高度な技術が要求される治療です。そのため、歯科医師免許をもっていれば誰でもできるということではありません。

したがって、学会の認定医や指導医といった資格は歯科医師を選ぶ際の目安にもなります。この資格は誰でもとれるものではなく、一定の年数以上の矯正治療の経験や教育歴、審査を経て得られるものです。

旭川公園通り矯正歯科
左からDr.川村(尚)・上地院長・Dr.川村(里)

旭川公園通り矯正歯科の常勤歯科医師3名は、全員が日本矯正歯科学会の認定医であり、さらに上地院長は日本矯正歯科学会の指導医の資格も持っています。

カウンセリングが丁寧

矯正相談
初診カウンセリングの様子

矯正治療は、ほとんどの方が初めて経験することです。そのため、不安なことや疑問に思うこともあるかと思います。治療にあたってのメリットだけでなく、デメリットや起こり得るリスク、費用のことなどもしっかり説明してくれる歯科医院を選びましょう。

旭川公園通り矯正歯科での初診カウンセリングは初めての方でもさまざまな不安や疑問が解消できるよう、歯科医師・歯科衛生士ともに丁寧にご説明することを心がけております。少しでも気になることがあれば遠慮なくご相談ください。

初診カウンセリングの流れなどはこちらから確認できます!

まとめ

今回は、矯正治療でトラブルを回避するための歯科医院選びについて詳しくご紹介しました。矯正治療で失敗やトラブルを避けて治療を成功させるには、信頼できる歯科医院や歯科医師を選ぶことがとても大切です。

旭川公園通り矯正歯科は矯正治療に特化した歯科医院で、矯正治療を専門とする歯科医師が患者様お一人おひとりに合わせた治療をご提案いたします。初診のカウンセリングは無料(セカンドオピニオンの場合は税込3,300円)で行っておりますので、矯正治療にご興味のある方はまずはお気軽にご相談ください。

BACK TO TOP