医院BLOG

矯正治療/精密検査後の診断の流れ

矯正歯科医による診断(しんだん=分析の結果や今後の治療計画のお話)後に矯正治療は開始されます。精密検査から診断までは約1か月ほど時間をいただき、精密検査で得たデータを分析し歯科医師が治療計画を作成していきます。診断時に、詳しい治療についてのお話や(装置に選択肢がある場合は)装置の選択、治療費のお支払い方法を決定していきます。所要時間は60分程度です。

矯正治療の流れ

矯正治療は主に以下のような流れで進んでいきます。

初診カウンセリング

精密検査

診断

動的治療

保定治療

メンテナンス / 通院終了

矯正治療の流れ | 旭川公園通り矯正歯科

矯正診断は、精密検査結果から現在の問題点を抽出し、当院で提供できる治療方針と治療計画のオプションのすべてを提示いたします。そして、それぞれの治療法について、予想される治療期間や費用、メリット、デメリットなどをご納得いただけるまで詳しく説明し、当院のスタッフと患者様の共通認識のもとで満足のいただける治療法を選択していただきます(インフォームド・チョイス)。

精密検査後、診断結果がでるまで平日は1か月、土日は1か月半かかります。

診断の流れ

矯正診断で来院したときの一連の流れをご紹介します。

精密検査結果の説明

精密検査で得られた情報をモニターや資料を使って確認しながら、患者さんの歯並び・噛み合わせの状況を詳しく説明します。

口腔内写真

口腔内(こうくうない)写真をみながら歯の形態や歯列、かみ合わせの状態の確認をします。

顔面写真です。正面と側面の顔面規格写真を撮影し、顔の形やバランス、左右対称性、および口唇閉鎖時(くちびるを閉じたとき)の顔の筋肉の緊張などを確認します。

あご全体を撮影するパノラマレントゲンでは、歯の位置や数、歯根(しこん=歯の根っこ)の長さや形、あご骨の状態などを確認します。お子さんの場合は、まだ生えてきていない骨のなかに埋まっている永久歯(えいきゅうし=大人の歯)の数や位置なども確認します。

セファロ分析では、まずはじめに骨や軟組織(なんそしき)のトレースを行います。分析に必要な平面や点をプロットしていきます。そして、点の位置や平面同士の角度などを数値化し、標準的な歯並びの良い人の骨格や歯と比べて、上顎骨・下顎骨の骨の位置が前にあるのか後ろにあるのか、上下の前歯の位置が前にあるのか後ろにあるのか、傾斜が大きいのか小さいのかなどを分析します。

その他、必要に応じてエックス線CTや手根骨レントゲンなどのデータを活用し説明していきます。詳しくは、下記ブログをご覧ください。

治療方針の説明と決定

精密検査結果に基づき歯科医師が作成した治療方針について説明します。

旭川公園通り矯正歯科では、問題点を解決するバーチャルセットアップを作成します。バーチャルセットアップとは、歯を動かす治療計画を三次元の仮想患者モデル上に再現したものです。個々の歯がどの経路を通ってどのくらい動くのかを視覚的に理解することができます。外科的矯正治療が必要な場合は、バーチャルオステオトミー(仮想患者モデル上での骨の移動)を行うこともあります。

当院で提供しうる治療方法と目標の全てを患者さんにご提示して、それぞれの利点と欠点、リスクとベネフィットをご説明します。患者さんには、バーチャルセットアップで可視化された治療目標を見ていただきながら、どの治療方法で矯正治療を開始するか共通認識のもとで決定していただきます。これが旭川公園通り矯正歯科で実施している「インフォームドチョイス」です。

下記ブログにてさらに詳しく解説しています。

矯正装置・支払方法の決定

矯正装置の種類や特徴・支払方法について詳しくご説明いたします。そのうえで患者さんに矯正装置の種類や支払方法をお選びいただきます。

支払方法は、装置装着の日より6か月以内の支払い(金利なし;現金・クレジットカード・振込)、もしくはデンタルローン(2社からお選びいただけます)のどちらかを選択していただきます。デンタルローンの場合は、会社ごとに審査があるため、審査通過後に治療がはじまっていきます。

治療契約

同意書(契約書も兼ねます)、約束事の説明をきいた上で、問題がなければ署名・捺印をしていただき矯正治療を開始する契約を行います。未成年の方の場合は保護者の方が行います。

紹介状・追加検査・事前処置

当院は矯正専門歯科のため、むし歯治療をしなくてはならない歯があったり、抜歯を併用する場合は、一般歯科あてに紹介状をご用意します。紹介先は、かかりつけ歯科医でも自宅や職場の近くなど指定していただいてもいいですし、こちらから紹介することも可能です。抜歯の順番や、抜歯後の予約のとりかたなども確認します。難しい親知らず抜歯が必要な場合は、提携の口腔外科をご紹介いたします。

ほとんどありませんが、資料の不備があり写真などを再撮影をする事があります。また、精密検査から歯列の状態が変化している(例えば、子どもの歯が抜けた、むし歯治療をした、などの)場合は追加で口腔内スキャンを行う場合もあります。

セパレート
セパレート

次回バンド装置を入れる予定で、歯と歯のすき間があきらかに狭そうな場合は「セパレート」という歯と歯の隙間を広げるゴムを入れることもあります。

所要時間・料金・持ち物

所要時間は60分程度です。追加検査や事前処置が必要になった場合は、さらに15分程度延長する場合もあります。お時間に余裕のある日にご予約をお願いします。

診断料は30,000円(税別)です。

同意書に捺印が必要になりますので、印鑑を忘れずにお持ちください。その他、資料をお渡ししますので封筒がはいる鞄などがあると良いと思います。

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